AnotherVisionってなんぞや??
この記事はAnotherVIsion Countdown Calender 2020のために書かれた記事です。
同じく12/25を担当しているはにみやが書いている記事はこちら 。
(ここにリンクが入ります。今しばらくお待ちを)
自己紹介
こんにちは!*1大体の人は初めまして!!AnotherVision6期のスミスです!今日はクリスマスですがみなさんいかがお過ごしでしょうか??*2ちなみに明日以降も記事はアップされていくのでお楽しみに!!
ところでAnotherVision在籍3年目にして初めてアドベントカレンダーの執筆をしているので書き方が分からなくて苦戦しまくってます。*3*4でも注釈で遊ぶことを覚えて乱立しまくってます。*5*6
まあみなさん私のことは知らないと思うのでここらでちゃんと自己紹介します。
自己紹介
期:6期
所属:東京大学工学部3年
謎解き歴:3年弱*7
制作:TopSecret制作*8 , BlackLight制作*9, ゴールデンカムイ 謎解き伝説の料理編 制作指揮*10, などなど
Twitter:@smith_univ
備考:現代表*11
さて今回の内容ですが、せっかく代表になっ*14たので僕からみたAnotherVisionという団体について話そうかな〜って思ってます!!それっぽいですしね。*15
さて、聡明な皆さんならここまででお気づきの通り、私は文章を書くのがすごく苦手です。*16
この後を読む上の注意事項として
- この記事を読んでも有用な情報はほとんど出てきません。
- 内容がないのにとっっても文章は長いです。
AnotherVisionの謎解きが細かすぎる件について
この章ではAnotherVisionの謎解き制作団体な一面をお送りします。
時々アナビの公演の感想ツイートを見ているとこんな文章を見かけます。
「アナビっぽい謎解きだった!!」「なんというかアナビだなって感じだった」
……え?アナビっぽさって何??*19とは言っても私なりに結論は一応出ていて、
- 「そこはかとない厨二病の雰囲気」
- 「無駄に凝っていて設定としておかしい部分が少ない」
だと思っています。
前者についてはしょうがないですよ、人間誰しも†厨二病†なんですから。*20
後者は僕が制作しているときにもめちゃくちゃ気にしている部分です。設定の部分がつまってないと体験にノイズが生まれてしまうと思う*21ので、現実が体験を邪魔してこないように気を付けています。*22
この後者が「細かすぎる」と言ってる部分ですね。
僕の思うアナビっぽさはこんな感じです。*23
AnotherVIsionは謎解き制作団体なのか
この章ではAnotherVisionの謎解き制作団体じゃない面についてお送りします。*24
一応言います。もちろん表題に対する答えは「はい*25」です。
……いやじゃあなんでこんな表題にしたんだよお前。*26そう思う人もいるかもしれません。でもちゃんと考えたんですよ。*27
じゃあなぜこんな表題にしたかというと、僕の思うAnotherVisionは
「謎解きを通じて仲間を集めて、人数集めたり集めなかったりして楽しいことをする」
団体だと思っているからです。つまり謎解きは目的じゃなくて手段なんじゃないかな〜〜っていうのが僕が思ってることです!!*28*29
実際内部には部活と読んでいる同じ趣味の人が集まっているグループみたいなのがありまして、Splatoonやデレステをやる、麻雀を打つ、スタイリッシュにお酒を飲む、何かに限らずゲームをする、野球をする、など様々な目的を持った部活があります。*30*31
こういう活動ができるところがうちの団体の本質なのかなって思ってます。*32
実際謎解き制作が主題のサークルだったら、大学から謎解きを始めたような新参者の僕が代表とかやってるはずないと思うんですよね。*33
結局何が言いたいの??
はい。おっしゃる通りです。結局何が言いたいのかというと……
AnotherVIsion最高!!*34
……です。
いやこんだけ文字数書いといて言いたいことそれだけかよと思った方、はいそうです。最初にも内容がないとお伝えしましたよね。*35*36なんとかしてAnotherVisionは最高だよということをお伝えしようとしてきました。*37*38
これを読んでいる高校生や大学生のみんな!!AnotherVisionはインカレサークル*39なので大体関東圏ならどの大学にいても入れるよ!!みんなでAnotherVisionに入ろう!!*40*41
さて明日は先輩のいつきさんとガトさんの5期コンビです。一体どんな記事なのか楽しみですね!!
*1:もしくはこんばんはとかおはようございますかもしれない
*2:僕はいつも通りに過ごしている予定です
*3:現在時刻:12/24 3:31
*4:しかもクリスマスって絶対狙ってるでしょ文章力ないんだよやめてくれ……
*5:現在時刻:12/24 4:50
*6:注釈で自分に突っ込むの楽し〜〜!!全部残しちゃお
*7:大学一年になる手前の3月が謎解きデビューです。
*8:#AV_TS
*9:#AVブライト
*11:一応(大事)現代表、6代目らしい
*12:情報量がなさそう、何書けばいいかわかんない
*13:趣味はスプラ2です,今はamong usにハマってます
*14:てしまっ
*15:需要なさそう。てかこの時期に書くことか??
*16:流石に察してるとは思うが言及することは大事かなって
*17:免罪符、これで許してほしい
*18:こんなこと書いてるから長いんやぞお前
*19:というか全部において〇〇っぽいって何??ってなりません??僕はなります。
*20:は?????
*21:※個人の感想
*22:まあそれでいろいろやばくなることもあるのはご愛敬
*23:というかこれくらいしかまだ言語化ができてないです。悲しい
*24:にしても、いきなり意味わからないこと言い始めたなこいつ大丈夫か??
*25:もしくは部分的にはい
*26:ごめんなさい、でもこれが適切かなって思ったので
*27:あとはまだざーみじょんにするかも悩んだ
*28:もちろん謎制作も真面目にやってますよ
*29:謎解きが目的な人も結構いるとは思います。僕はこういう人ってだけです
*30:あとはマーダーミステリーとかは最近のブームですね
*31:私はポーカー・麻雀・ゲームあたりに入ってます。
*32:※あくまで一個人の感想です、実態を正確に表すものではありません
*33:まあ僕は人々を集めてなんか企画するのが上手ってわけじゃないのでこれも違うのかもしれないですが
*34:それはそう
*35:いかがでしたか?AnotherVisionの以外な一面が見られたと思います……みたいな締めのブログ並みの情報量のなさ
*36:開き直りやがったこいつ
*37:伝わってるかはともかく
*38:伝わってると嬉しいね
*39:ここで一番の本質情報
*41:そういえば最後まで主語が定まらなかった。
わ!(曖昧さ回避)
わ!
・わ! - AVCC2020の12/12分の記事。執筆者:わかさぎ*1
・わ! - AVCC2020の12/22分の記事。執筆者:わかば
関連項目
・あなたは感想謎からの脱出に失敗した!#感想脱出 #AVCC2020
*1:このアドベントカレンダーは現在加筆、修正中です。そのため、内容に誤りが含まれている可能性があります。
あなたの趣味はなんですか?
この文章は、AVCC2020という企画のために書かれたものです。
adventar.org
僕と同じ12月22日を担当している わかば の記事はこちら。
avcc2020.hatenablog.com
[追記:2020/12/25]
わかばの記事が公開されました!
まーたやってるよ、って感じですね(????)
でも、僕の文章を見て「被ったんだけどー」って言ってたところに、スパイスをどっさりとふりかけて持ってきてくれたので内心ホッとしています。
こんにちは!こんばんは!
はじめましての方ははじめまして!
AnotherVision 7期の鎌鼬です。
この下に続くのは、僕が「趣味」の話と称しておすすめするコンテンツや気になっているコンテンツを紹介する文章です。本当にそれだけ。みんなに色々知ってもらいたいのです。
ただ、ひとつひとつ説明していくと長くなってしまいますからね……細かい説明は注釈のほうに書いていこうと思います*1。気になるタイトルやらがあったら、ぜひ注釈のほうも覗いてみてください。
さて皆さん、謎解きゲームって楽しいですよね。
みなさんは謎解きゲームの何が好きですか?
謎が好きですか?いいですよね、謎*2。
メタやシンプルさ、導線やヒントやテーマがどうのこうのと話をしたいことは尽きない……のですが、ここはAVCC。謎の話はきっと色んな人がしてくれるんじゃないかと思うので、今回はやめておいて次の話題に移ることにしましょう。
それじゃあ謎以外の点だと……体験要素が好きですか?
普段はありえないような状況を擬似的に体験できるのは謎解きゲームの楽しいことの1つですよね。
そんな体験が好きなあなたに、実はARG*3なんていうジャンルがありまして。
過去に行われたARGの話など、このあたりはよく話題をまとめてくれている詳しい方*4がいるので、興味がある方はTwitterのフォローなどしてみるとよいかも。
さて、最近話題になっているARGというと、Twitterを始めとしたSNS上で展開されている『Project:;COLD』*5が挙げられますでしょうか。きださおりさん*6が関わっているということで謎クラの間でも話題になってたんじゃないかなあと思います。
『Project:;COLD』はVTuber*7のようなキャラクターをテーマにした作品なのですが、VTuber……ひいてはVirtual Being(誤用?)*8の可能性ってまだまだあると思ってるんですよね。
自分の見た目が好きじゃない人、今の人間関係を断ち切って新たなところから始めてみたい人、などなど……が自分の理想的な姿で集える仮想空間、これは「メタバース」*9と呼ばれる概念らしいですが、そんな世界でアカウントを変えるような感覚で、見た目ごと自分を切り替えて生活する……そんな世の中も遠くないんじゃないかなあというのが、最近の興味であり、僕の将来の選択肢の1つだったりもしています。
それで、今あるような仮想空間というと、『VRChat』*10や『Cluster』*11という名前を私はよく聞きますね。他にも、そういった技術を活かしたVRライブ*12なんかもちょくちょく聞きますね。あ、VRといってもみんながイメージするような「頭につけるやつ」*13は必須ではなくて、スマホやPCからでも参加できるんですよ!それもまたいいところですね。手軽さは何よりも大事。
それで、VRといえば……ARやMRといった似たような言葉*14が多くあるのはご存知ですか?ARは聞いたことある人が多いかもしれないですね。
例えば……先日、東京タワーで開催されているXR謎解きエンターテイメント『code name:WIZARD』*15に行ってきました。専用のグラスをかけてXR体験を行うのですが、現実世界に映像が重なる感覚と魔法を放つ爽快感はとても楽しかったです!
あるいは立体映像投影の技術でいうと、最近SONYから発売された『ELF-SR1』*16が一部の界隈で盛り上がっていたほか、だいぶ前からプロジェクトが続いている『Gatebox』*17あたりが、僕の気になっているところではありますが……やはりこういうデバイスは安くはありませんね。誰か僕に貢いでほしいです。
あとは、ARでいうと謎解きコンテンツもいくつか作られていまして、例えば自宅で遊べる『ガラパゴスの微振動』*18や、周遊型謎解きでARを楽しめる『#コンパスAR謎解き』*19などがありますね。
あ、そうそう、謎解きの話をしていたのでした。
物語が好きだという人もいますよね。体験要素とも絡んでくる話ではありますが、やはり「自分が実際に問題を解決している」という没入感があるとより物語を楽しめるものです。
物語……というと、自分は「設定の中で人がどう動くか/どんな予想外の展開が起きるか」のあたりを味わうのが好きなのですが、特に映画は2時間前後で完結するので手軽に摂取できて良いですね。サブスク*20さまさまです。
小説を読むのも好きですね。僕はよっぽどな読書家というわけではありませんが、三秋縋*21さんをいつも推しているのをよく知ってくれている人もいるんじゃないかなあと。
あと『数学ガール』シリーズ*22も好きな作品の一つです。『謎解きガール』なんてのを書いてみたいな、なんて思ったり思わなかったり。
それと、最近は周りに影響されてミステリーにも少し手を出し始めています。*23がとても流行りましたね。
マーダーミステリーはTRPG*24や人狼*25に似てるなんて言われることがありますが、私は「ハグル」*26というゲームにも似てるんじゃないかなあというのを主張していまして……。
そういえば最近どこかでハグルっぽい謎解きゲームがあったと噂に聞きました。そういった形で広まっていくのはいいことだなあ、うんうん、という気持ちでいっぱいです。
で……えーと、謎解きの話でしたよね。
それでいうと、ゲーム性が好きなんて観点もあるのでしょうか。頭を使ってクリアを目指すこと、それ自体に快感を覚える人も少なくないでしょう。
頭を使う遊びというと、やはりパズルが思い浮かぶでしょうか? ニコリさん*27の作るようなペンシルパズルはもちろん、パズルゲームが好きな人も周りには多いかなあなんて感じます。なんと言っても僕のイチオシのパズルゲームは『Baba Is You』*28ですね!布教記事も書こうと思ってる(有言不実行マン)くらいです、ぜひやってください。
あとあと、ボードゲームも頭を使う遊びの1つとして、謎クラにも好きな人が多いイメージです。ゲームマーケット*29にもいくつかの謎解き制作団体さんが出展してますからね。同じ「アナログゲーム」の括りとして距離が近いのかもしれません。
麻雀やポーカーが弊団体で流行っているのも納得できます。
そうそう、賭け事と言えば『LIAR GAME』*30や『カイジ』*31が有名かなあと思いますが、自分はTwitterで紹介してもらった『嘘喰い』*32に今ハマってますね。
もちろん、漫画も人並みには好きですよ。
漫画全体で見れば、最近僕の中でアツいのは『映画大好きポンポさん』*33です。似たような、クリエイターをテーマにした作品あれば教えて下さい~~!
ということで、それこそここまで謎解きゲームを"作る"ことについて触れていなかったのでした。
ただ1つ共通の「謎解きゲームを作る」ことに魅せられた人たちが集う謎解き制作団体……その中に弊団体、AnotherVisionもあるわけで、やはりいろんな趣味の人が揃っています。
謎解きから無理やりと派生させて色々な話をしてきましたが……。謎解きって「総合芸術」や「総合エンタメ」って言われるくらいには色んな要素を含んでいて。
そのどれもが謎解き制作に生きてくるんだろうなとひしひし感じているのが最近の僕です。
みんながどんな物を好んで、どんな物を作るのか見てるのが本当に好きなんですよね。
今だけの趣味かもしれませんが、それでも謎解きやっててよかったなあと、浅くゆるく感じています。
あなたの趣味は、なんですか?
あなたが見ているのは、どんな世界ですか?
ぜひ、教えてください。少しずつでいいので。
*1:こんな感じに書いていきます。ちょっとここから下を見てみればどんな雰囲気なのかはわかるかなと。
*2:この言葉の使い方にも派閥がありますよね。◯◯は謎じゃない、××を公演で出すな、などなど……。まあ今回はそこらへんに首を突っ込むことはしません。僕は賢明なので。
*3:「Alternate Reality Game」の略で、日本語に訳すと「代替現実ゲーム」らしいです。要は、現実世界を舞台にして行われるゲーム全般を指す……っぽいです。謎解きゲームだけ、というわけではありませんが、やはり謎解き要素を絡めることで"解けた者だけが進める"みたいな点とか、"ミステリーっぽさ"を演出できるので、1要素として謎解きは使われがちかなあなんて、思います。
*4:その方の作成されたTogetterまとめをおいておきますね。下記の『Project:;COLD』あらため「#みやまん謎解き」のまとめもこの方のまとめだったりします。感謝……。
#平成の体験型エンタメを振り返る 第1夜「2015年〜2019年の体験型謎解き」 - Togetter
*5:ストーリーは、SNSを舞台にして仲のいいVTuberグループが奇妙な事件に巻き込まれる……といったもの。動画やTwitterを追って謎を解いたり、時にはこちらから働きかけたりすることで物語が進んでいきます。その盛り上がりは専用のDiscord鯖が建てられるほどで、連日考察が途絶えません。追いかけてみたい方はまずはこちらのまとめから。
#みやまん謎解き の開始に至るまでのツイートまとめ - Togetter
*6:SCRAP所属の製作者さんで、青春をテーマにした『君は明日と消えていった』『さよなら、僕らのマジックアワー』をはじめとし、「こころを動かす物語」を目指した謎解き公演を作ることで有名かなと思います。最近ではオンラインで自宅から物語に参加できる「インサイド・シアター」というシリーズを作られており、新しいことへの挑戦に目がない、SCRAPらしい人の一人というイメージ。
*7:「Virtual Youtuber」の略です。イラストや3Dモデルの身体を持ってYoutubeやその他の媒体で活動をしており、配信者がよくやるようなゲーム実況や雑談、歌ってみた動画などを配信していることが多いです。その活動の中に、ある程度のキャラクター性を生かしてVTuber同士の仲の良さで人気を集める「てぇてぇ文化」というものが存在するのが特徴かなと思っています。主に、企業のオーディションなどで採用されて運営の下で活動している「企業勢」と、個人で活動する「個人勢」にわかれます。活動形態や収入源、目標や動画の雰囲気は本当に人それぞれで、「VTuber」としてひとくくりにして語るのは流石に無理がある気も。
*8:「人間」という意味の英語「Human Being」をもじった単語で、自分としては「仮想的な"ガワ"を持つ人」というイメージで用いていた……のですが、調べてみたところはどうにもはっきりとそういう意味の単語というわけでは無いっぽいです。
*9:要は、アバターで他人と交流できるような仮想空間のことです。ゆくゆくはそれだけでも社会として成り立つことが理想とされているみたいです。
*10:恐らく今ある中では一番人が多いサービスです。この世界の中で色んな人(海外の人もたくさん!)と交流するだけではなく、自分で作った色んなものを自由に世界に持ち込むことができるのも人気な点……なのかな? 詳しくないので適当なこと言っちゃいましたが、Twitterの界隈にはまあまあ人が多いイメージなので興味があれば漁ってみてください。
*11:先述の『VRChat』と比べると、イベント開催の舞台として使われるイメージです。最近ではSAOのイベントに使われたり、こんな状況で集まれない渋谷ハロウィンの代替として使用されたり……なんてのがありました。
*12:例えば2019年のフジロックフェスでそのような試みがあったみたいです。こんな感じ。
5Gでフェスの雰囲気をお届け! フジロックをバーチャル体験できるアプリ | ギズモード・ジャパン
*13:HMD(ヘッドマウントディスプレイ)と言います。ここで紹介したものを体感するのには必須ではありませんが、VRのゲームを楽しんだり、立体視による臨場感を味わったりしたい方はぜひ買ってみてください。(と、簡単に言えるほど安い値段ではありませんが。)その中では、最近発売された「Oculus Quest 2」が比較的お求めやすい価格かなあと思いますので、興味ある方はどうぞ。PCは必要ありませんよ!
Oculus Quest 2: Our Most Advanced All-in-One VR Headset | Oculus
*14:そこまで分けるか?ってくらい種類があります。自分が聞いたことがあるのは以下に挙げたものたち。
・VR:空間ごと作られた仮想世界を、現実かのように体験できる技術。
・AR:現実世界に仮想的なモノや情報を重ねることができる技術。
・MR:基本的にARと同じだが、そこにさらに「相互に影響を与えることができる」や「現実世界と仮想世界をより融合させる」ような特徴がある。(正直、紹介のされ方によって意味はまちまち)
・XR:基本的にこれらの技術の総称。
*15:周遊型謎解きと、MR機器「Magic Leap 1」を用いたミニゲーム風の謎解きがセットになった謎解きゲームです。東京タワーでは3/31まで開催されているほか、小田急百貨店でも12/26~1/21の期間で開催される予定です。運営さんによると、東京タワーの方が人が少なくてゆっくり遊べると思います、とのことでした。詳しくはこちら↓
XR謎解きエンターテインメント 「code name: WIZARD」公式サイト
*16:特殊なディスプレイと、眼の位置を認識してそれに合った映像を見せる技術によって、裸眼でも空間に物があるように映し出せるデバイスです。動画を見るのが早いかも。
youtu.be
*17:卓上に置けるサイズの端末に、小さいサイズの動くキャラクターを投影できる装置です。音声認識機能を用いてスマートスピーカーのような使い方ができますが、やはり他と違うのはキャラクターがそこにいてくれてる感覚が味わえる点。
トップページ - Gatebox
*18:要は持ち帰り謎なわけですが……キーワードは「タイムトラベル」「青春の文化祭」「リアルタイムで7日間」と言ったところでしょうか。これにピンと来る人はこちらへどうぞ。
【公式】ガラパゴスの微振動|体験型ARゲーム
*19:ゲーム『#コンパス』がテーマの、渋谷で遊べる周遊型謎解き。開催期間不明……ですが、公式サイトのカレンダーを見るととりあえずチケットがあるのは1月末までっぽいですかね。詳細はこちらをチェック。
#コンパスAR謎解き | AR謎解きゲーム by Pretia
*20:自分はAmazonPrimeに加入しているのでとりあえずそれだけで済ませていますが……物足りなくなったらNetflixにも手を出すべきなのかなあと考えているところです。アマプラでの僕のおすすめは……『イエスマン』とか『フォレスト・ガンプ』なんてどうでしょうか?
*21:SF的な設定の下で描かれる恋愛模様が素敵な作家さんです。もともとは2ちゃんねる発の作家さんで、今は書き下ろしの小説も何作か出されています。僕のおすすめは『君の話』。ちなみに作者さんの公式サイトでは2ちゃんねるで書かれていた作品が読めるようになっているので物は試しだと思ってぜひ読んでみてください。感想お待ちしております。
げんふうけい
*22:結城浩さんによる小説です。主人公である高校生の「僕」が周りの女の子と数学を教え合う内容で、中学レベルの数学の話から始まったと思ったら最後には大学数学の内容にまで触れてしまう構成がとても妙。疑問に思ってしまいがちな点や、普段は通り過ぎてしまいがちな式の解釈の仕方を丁寧に扱いながら数学の議論を進めていくのが特徴的で、中学や高校の数学で苦手意識を持ってしまった人にも、各巻の最初の1章だけでもぜひ読んでみてもらいたいシリーズです。
*23:といっても、知り合いがおすすめしてくれるのだったり設定が好きそうなのだったりを適当に読んでいる程度なので、有名どころを通ってなかったりしまして。日本のでも海外のでも、おすすめの作品があれば教えて下さい!自分が最近読んだ中でおすすめなのは『七回死んだ男』です。) ああ、ミステリーと言えば!去年から今年にかけてはマーダーミステリー((殺人事件が起きた現場……という設定で、プレイヤーはそれぞれ登場人物になりきって各々の持つ情報を共有しあい、事件の解決あるいは犯人としての事件の隠蔽を目指すゲームです。ブームの発端は諸説ありますが、今日本で親しまれているような形のものは中国で作られたものをだいぶ参考にしているらしいです。
*24:「テーブルトークRPG」の略です。発売されている「ルールブック」に書かれた共通のルールの下にプレイヤーが自分だけのキャラを作り、「シナリオ」と呼ばれる物語のクリアを目指すアナログゲーム。要は「RPGをアナログでやる」ということをイメージしてもらえればわかりやすと思いますが、人が判定やストーリーテラーをすることによってゲームの自由度が猛烈に高いのが特徴的です。
*25:簡単に言ってしまうと、市民(プレイヤー)の中に紛れている人狼を、会話をしながら探すゲーム。人狼を見破る特殊能力を持った人や、場を乱せる人狼の仲間などが存在し、会話をする中で上手く論理を組み立てたりそれを邪魔したり……といった攻防が楽しいです。
*26:ルールは簡単で、数種類のコインと、そのコインの点数についての決まりが書かれた紙がいくつかあるだけ。それをバラバラに参加者に配り、参加者は交渉や交換をすることで情報やコインを手に入れて最終的に最も点数の高い人が勝利する……という、交渉と推理のゲーム。
*27:さまざまなパズルが載った季刊誌『ニコリ』を出版していることで有名な出版社さんです。「数独」という言葉の商標登録をされているというのも、パズル好きな人たちの中では有名な話。
*28:画面上のキャラクターを縦横に動かしてクリアを目指す単純なゲーム……のはずなのですが、このゲームの本質であり最大の特徴であるのが「ルールの書かれたブロックをも動かせる」という点。どんなことが起きてしまうのかは、以下の動画を見ればわかるでしょう。
youtu.be
*29:年に2回、春と秋に東京ビッグサイトで行われる、同人ゲームの即売会。コミケのボードゲームバージョンだと思ってもらえるとわかりやすいかもしれないです。
*30:「このゲームには必勝法がある」のセリフで有名な、騙し合いがテーマの作品ですね。実写のドラマや映画では松田翔太さん演じる主人公のかっこよさも目が離せません。アマプラでは映画2作だけ見れるのですが、ドラマシリーズはどこで見るのが良いですかね?
*31:こちらも藤原竜也さんの演じる実写映画が人気な作品ですね。華麗な騙し合いというよりかは、泥臭い勝負とスキの突き合いが、これまた勝負心をくすぐります。
*32:先に挙げた2作とは毛色が違って、ギャンブラー同士の派手な騙し合い(流血アリ)を描いた漫画です。小手先だけじゃない、どデカイ騙し合いが爽快。
*33:映画製作をテーマにした漫画で、クリエイターたちのどうしようもない熱狂さが描かれた漫画です。これを読んでると色んなものが作りたくなってくる……!なんとここから読めます。ぜひ。
#創作漫画 映画大好きポンポさん - 人間プラモのマンガ - pixiv
脱出ゲームで負けたのが悔しくて脱出ゲームを作った話。
(この記事はAVCC2020のために執筆された記事です。
12月21日の担当者は2人いて、もう片方の同期のみーやんの記事はこちら↓)
はじめまして。世界6位です。
嘘です。AnotherVision7期のあるつです。
『ESCAPE ROOM CHAMPIONSHIP』
— あるつ (@Arutu_R2) November 22, 2020
世界6位、日本3位でした!!!!!
倒したい敵には惜しくも届きませんでしたが、最後まで楽しく走り切りました!
大好きな脱出ゲームの世界大会で世界6位を取れたこと誇りに思います!
あすらん(@Negutom_168)、こんしる(@conceal88)、ぼぶ(@_pop_1122 )、ありがとう!! pic.twitter.com/sgEDFbLm1Z
嘘です。嘘ではなかったです。
というわけで、脱出ゲーム世界一を決める大会で、計723チームエントリーの中から予選を突破しての決勝6位でした。
念のため、決勝戦でのリアルタイムの順位変動を見てみましょう。
我々のチームは橙色のShungyouです。
英語力の欠如により、ラストの部屋で15分以上詰まっての無念の6位フィニッシュ...
綺麗なフラグ回収でした。
SHUNGYOUのチームメンバー紹介です!そしていま長文英語論理パズルの対策にメンバー全員で共通テストを解いてます! pic.twitter.com/4t479IEom8
— あるつ (@Arutu_R2) November 21, 2020
ノーカットで見たい人はこちらからどうぞ。
といっても悔しいものは悔しいです。
なんとかしてこの悔しさを晴らしたい。
???「...か......わ......い...」
なんだ...?
???「...か......がわ......が...よいの」
こ、この声は......!
ふくらP「使う側より作る側が強いの」
ハッ...!!!!
というわけでこの土日の2日間で知識ゼロから脱出ゲームを作りました。
「脱出ゲームメーカー」とかいう便利なアプリもあるらしいですが、この先のことを考えると汎用性がなさそうなので、今回はUnityを採用。
早速Unityをインストールします。
脱出ゲーム内容についてはアイデアが降ってくるのを待ちましょう。
突然アイデアが降ってきた
— あるつ (@Arutu_R2) December 19, 2020
ほら、降ってきました。
しっかりしたものを時間かけて作ってから公開しようとも思いましたが、「創作駆け出し初期は『質よりも公開』」という先人たちの言葉を信じて計25時間くらいで仕上げました。
作ろうと思い立ってUnityをインストールしたのは遥か3週間前の話にもなるのはここでは内緒です。アドベントカレンダーがなかったら作ってなかった気がします。
ありがとう、AVCC。
おめでとう、マヂカルラブリー。
なんやかんや未知の概念とエラー文と格闘してたら完成しました。
今の時代は便利なので、賢いGoogle先生でゴリ押しすれば大体全部解決します。やったね。
というわけで下記のリンクを踏んで是非遊んでみてください!!
#他人脱出 で感想ツイートも待ってます!!!!!!
※PC推奨ですが、スマホでも遊べるみたいです。
※ブラウザはChrome,Safariで動作することを確認しています。
※PC推奨ですが、現在(12/21 AM1:41)はなぜかスマホ環境でしかクリアツイートができないので、むしろスマホで遊んだほうがいいかもしれません。 4時間の格闘の末、PC、スマホ両環境でクリアツイートができるようになりました。(12/21 AM5:25)
ポップアップがブロックされた場合は、「ブロックされたポップアップを表示」で許可してあげてください。
※カーソルの動きは何故かメチャクソ重いです。仕様です。ゲーム作りって難しいね。
※動作環境によっては正常にゲーム画面全体が見えないバグを確認しました。お手数おかけしますが、プレイ環境を変えて再度挑戦していただきますようお願いします。(12/22 AM0:09追記)
それでは。良い創作ライフを。
サイコパスのはなし
こんにちは!7期のみーやんです。
2020年は、ナゾトレS2-2巻最終問題、ゴールデンカムイ謎解き、アケ_テ(監修)、全体コンペなどの制作をしていました。
監修だなんて、自分にも後輩ができたのだなあとしみじみ思ってしまいますね。
ここ1年の自分の中での流行りはマーダーミステリー*1です。裁くもの、裁かれるもの/注文の多い理想郷(イーハトーブ)*2/沸騰のロマネスカ/モブXの4作が特に面白かったです。オススメ。
ところで、最近とても不服なことがあります。6期サイコパズ*3の皆さんからサイコパス認定されるんですね。
きっかけはとても些細なことで、Discordで雑談していたときにみんなでサイコパス診断をやっていたら私だけ綺麗に引っかかってしまったんですね。いや、だって現実的に考えたらそういう答えになるじゃん?サイコパスなんじゃなくて現実主義者なんですね。
まあそれはそれとして、日常会話でサイコパスという言葉を使うとき、大体の人はアバウト「感情の一部が欠如している人」として定義していると思います。便利なので、この文章でもそう定義しましょう。
最近思ったのですが、みなさんは、他人をサイコパスだと指摘できるほど、本当に感情を持ち合わせているのでしょうか。
前述したマーダーミステリーでは、マーダーという通り、当然人が死にます。そうすると、死んだ人が恋人だったり*4、親友や家族だったりすることもあります。
RPといって、キャラクターのなりきりを重視したプレイスタイルをする場合でも、物語の登場人物と自分との距離をつめて共感するタイプであったとしても、多くの場合、私たちは結局は悲しみを掴みきることはできません。真の意味でそのキャラクターになりきったり、共感することはできない。
これは何に起因するのでしょうか。
理由はいくつか考えられると思います。
1つは、結局は当事者ではないから。知らないことが多かったり、どうでもよかったりするからです。
そして、もう1つは、自分でそのシチュエーションや感情を体感したことがないから。その感情を持っていないからです。
私は『平家物語』という古典作品が小さいころから好きなんですが、長いのですべて通して読み返すのは数年に1度だけなんですね。そうすると、読み返すたびに好きなお話が変わります。ぶっちゃけ小学生のときなんて感情の機微を理解してなかったので、揃えと呼ばれる戦いの参加者リストや勇ましい戦いの段が一番好きでした。
中学生、高校生、大学生と読み返すたびに好きな段が変わっていくのは、読み返すまでの間にたくさんのことを体感して、知っていること、理解できることが増えていくからなのだと思います。
高校生のときに打ちのめされた話を小学生の私が読んで全く何も感じなかったということはなくて、こういう場面では悲しいのだろうな、つらいのだろうなということはわかるのです。共感と呼ばれる心の動かし方もしていたと思います。というかしていると思っていました。
それでも後の私から見たときに、その共感は共感であると呼び切るのに十分なものではなかったのです。
マーダーミステリーでの死への悲しみを堪能し切るには、
①大切な相手に向ける感情
②大切な相手が失われたときの感情
という2つの感情がどんなに雑に見積もっても必要です。とても能動的な人でも、これらに類する感情を組み合わせるなどしてこの感情を作りだすという想像力を必要とします。
別にこれはマーダーミステリーに限った話ではなくて、様々なコンテンツを摂取したり、なんなら日常生活を送るときも変わりません。
大切な人が死んでしまった。夢が叶った。心血注いだ努力が実らなかった。好きな人とふと目があった。私たちはこれらに共感しようと思ったときに、心の中で思い描くものを持っているでしょう。
しかし同時に、ある種の感情を持っておらず十分に思い描けなかったとしても、そのことに必ずしも自覚的ではないのです。
私たちの世界はいつだって私たちが持っているものを通してしか知覚することはできません。
あなたは、本当にサイコパスではないのですか?
新しいアイデアを作ろう!
みなさんこんにちは!
AnotherVision 8期のKaDiです!(読み方は「カディ」です)
自己紹介は脚注で→*1
2020年12月に、AnotherVisionメンバーが何かについてブログを書き毎日1~2記事を公開していく企画「AnotherVision Countdown Calendar 2020」、通称AVCC2020も今日で20日目になります。
毎日謎解きのことだったりそうでないことだったり多くの人の考えを知ることができて、良いな〜と思っています。
さて、今日のAVCCは僕KaDiの番ということで、僕がいつも実践している「新しいアイデアの作り方」を書いていこうと思います。
謎 限ら 様 な場 おすす !
記録ノ出力ヲ開始シマス
助手「ところで博士!前からずっと気になっていたんですけど、そこにある機械って何ですか?」
博士「おうそれか。それは新アイデア製造機じゃよ。この部分に何か物をのせると、のせた物に関する新しいアイデアがわんさかでてくるんじゃ。」
助手「へぇ〜アイデアを機械が作ってしまうなんてすごいですね!使ってみてもいいですか?」
博士「うむ。いいじゃろう。二つの新アイデア製造機があるが、そのうちの一つを使うとしよう。この辺にあるものをなにかのせてみなさい。」
助手「わかりました!えーっと、じゃあこのえんぴつにします。」
博士「のせたようじゃな。ではこのボタンを押してと」
機械「ピピッ」
機械「『えんぴつ』ヲ認識シマシタ。アイデア考案ヲ開始シマス。」
助手「これで新しいアイデアができるわけですね。楽しみだなあ。」
機械「ピピッ」
機械「最初ノ作業ヲ終了シマシタ。結果ヲ出力シマス。」
- 文字が書ける
- 細長い
- 柱状
- 使うと短くなる
- 木と黒鉛でできている
- 摩擦で字を書く
- 書いた字は消しゴムで消せる
- 紙に書く
- 下書きによく使われる
- 小学生の頃はよく使うが中高生以上になるとシャーペンに覇権を奪われて使われなくなる
- 硬さにより濃さが変わる
- 筆箱に入っている
- 使うと先が丸くなる
- 鉛筆削りで削って使う
博士「うむ、いい感じじゃな。」
助手「え、これのどこが新しいアイデアなんですか!?むしろえんぴつの当たり前を出してるだけじゃないですか!!」
博士「その通りじゃ。いくら機械といえどもいきなり新しいアイデアを出すのは限りなく不可能に近いからのぅ。まずは認識したものの『当たり前』を考えさせているのじゃ。」
助手「なるほど。まだ途中だったんですね……。でも当たり前からどうやって新しいアイデアにするんですか?」
博士「それは機械の出力を見た方がはやいじゃろう。もうそろそろ次の作業を終えるはずじゃ。」
機械「ピピッ」
機械「次ノ作業ヲ終了シマシタ。結果ヲ出力シマス。」
- 文字が書けない
- 丸い
- へんてこな立体
- 使うと長くなる
- 金属でできている
- 摩擦以外の方法で字を書く
- 書いた字は消しゴムで消せない
- 紙以外に書く
- 本番によく使われる
- 中高生以上になると覇権を奪って使われるようになる
- 硬さ以外の何かにより濃さ以外の何かが変わる
- 筆箱以外に入っている
- 使うと先が鋭くなる
- 削らずに使う
博士「うむ、正常に動作しているみたいじゃ。」
助手「えーっと、これはさっきの『当たり前』の反対の言葉を出力しているみたいですね。」
博士「その通りじゃ。何をもって『反対』かは機械次第じゃが、とにかく当たり前の反対を出すようにしておる。」
博士「さて、そろそろ最後の作業g……」
機械「ピピピッ」
機械「大喜利ノ時間ガヤッテマイリマシタ。司会ノ、新アイデア製造機デス。」
博士「ほら、拍手じゃ」
助手「は、はい!」
(二人が拍手する音)
機械「第一問!アナタノ目ノ前ニ、『文字が書けない』『えんぴつ』ガアリマス。ドンナ『えんぴつ』デショウ?」
博士「ほれ、一緒に考えるのじゃ。」
助手「は、はい!えーっと、黒鉛が入ってなくて、木の部分だけのえんぴつとかどうでしょう?もはやえんぴつ形の木ですが、書けないえんぴつにはなります。」
博士「そうじゃのう、芯がもろすぎるえんぴつとかどうじゃ?紙に当てた途端に折れてしまったら、いつまでたっても書くことはできないぞ。」
機械「ピッピピー」
機械「新シイアイデア完成デス。出力シマス。」
- 芯がもろすぎるえんぴつ:なんと字を書くことができない
博士「ほら新しいアイデアができたぞ。」
助手「おお!!確かに『えんぴつ』の一語からアイデアが出てますね!ただとても使えそうにないヘンテコなものですが。」
博士「でも新しいアイデアであることに変わりはないじゃろう。さて、そろそろ次n……」
機械「第二問!」
機械「アナタノ目ノ前ニ、『丸い』『えんぴつ』ガアリマス。ドンナ『えんぴつ』デショウ?」
博士「丸い……球体の丸いえんぴつは握って持つしかなさそうじゃのう。そうじゃ、えんぴつをうまく指で持てない人や動物が握って使うえんぴつ、というのはどうじゃ?」
助手「丸いえんぴつ……丸くて一箇所だけ尖っているとすると、形がコマに似てますね……では、コマの棒状のところをえんぴつに変えて、コマを回した時の軌跡を見ることのできる、えんぴつゴマというのはどうでしょう」
機械「ピッピピー」
機械「新シイアイデア完成デス。出力シマス。」
- えんぴつゴマ:コマの棒状のところがえんぴつのため、通った場所を見ることができる。
博士「二つ目のアイデアが完成じゃ!!!」
助手「確かにアイデアができましたね。でもこれ実際に作れるかわからないし、それにこれアイデアを実際に作ってるのは機械じゃなくて私たちじゃn…」
機械「第三問!」
機械「アナタノ目ノ前ニ、『使うと長くなる』『えんぴつ』ガアリマス。ドンナ『えんぴつ』デショウ?」
助手「いや物理法則が無視されているじゃないですか!こんなの現実では不可能ですよ!」
博士「ふむ、確かに現実に存在させるのは難しそうじゃが、ならそれが成立する世界を作ってしまえばいいのじゃ。例えばこんな感じじゃな。
この世界では、生まれたときにその人専用のえんぴつが渡される。えんぴつは文字や絵を書けば書くほど長くなるため、長いえんぴつを所持しているということはそれだけその人が勉強に励んだ証であり、入試や面接の重要な評価基準となる。そんな世界の中で、小学校に入っていない幼児が所持している程度の長さしかない、非常に短かなえんぴつを持っている男がいた……
どうじゃ?」
助手「うーん、確かに新しく面白そうな設定ではありますね……でも実際に読んでみたら面白くない気もします。」
機械「ピッピピー」
機械「新シイアイデア完成デス。出力シマス。」
- 使うと長くなるえんぴつがある世界の物語:えんぴつは学習努力の象徴!みたいな設定の小説
博士「まだまだ大喜利を続けることはできるが、ひとまずここらで終わらせるとしよう。新アイデア製造機はどうじゃったかの?」
助手「確かに、ただ『新しいえんぴつを考えて』とだけ言われても出ないようなアイデアはいっぱい出てすごいと思いました。でも、使えなかったり無理があったりするアイデアばかりな気がします。」
博士「そんなのはアイデアを出す段階では考えなくていいのじゃ。この機械を使って、質や実現可能性を無視して大量にアイデアを出せば、極稀に素晴らしいアイデアができる。それを待つのじゃ。」
助手「なんかゲームのガチャみたいですね……。ところで、」
助手「これ機械にやらせる必要ありますか?」
博士「……」
助手「ないんですか?」
博士「……」
助手「ないんですね。」
博士「……まあそうじゃな。やり方さえ覚えてしまえば機械に頼らずとも頭の中だけでアイデアを量産できるからのう。だからこそ今日久しぶりに使ったのじゃが。」
博士「でもたまに使うぶんには面白いのぅ。えんぴつ以外にも新しいアイデアを出したいものがあったらのせて良いぞ。わしはちょっと離れるから、新アイデア製造機に色々なものを使っていてくれ。」
助手「わかりました!」
助手「そうだなあ……」
助手「『新アイデア製造機』を新アイデア製造機にのせたらどうだろう!新しいアイデアの作り方がたくさんうまれれば、もしかしたら素晴らしいアイデアが出やすいアイデアの作り方をうみだせるかもしれない!」
助手「二つ目の新アイデア製造機をのせて、と。スイッチオン!!」
機械「ピピッ」
機械「『新アイデア製造機』ヲ認識シマシタ。アイデア考案ヲ開始シマス。」
博士「あれは!」
博士「まずい!!!今すぐ作業を中止させるんじゃ!」
助手「え、は、はい!」
機械「ピピピピピピピピ」
博士「…………あぁ、もう制御がきかなくなっとる。大変なことになってしまった……」
助手「何があったんですか?」
博士「これを見るのじゃ!新アイデア製造機の哲学メーターが限界値を超えておる。」
助手「哲学、メーター?何かはよくわからないですけど、このままだとどうなるんですか?」
博士「思考をすればするほど何もわからなくなり、ショートして爆発する。」
機械「ピピピピピピピピピ、ピーーーーーーーーー」
博士「逃げろ!!!!!!」
(爆発音)
助手「博士!大丈夫ですか!爆発が小規模だったおかげで私は大丈夫です。」
博士「わしも大丈夫じゃ……しかし……」
助手「新アイデア製造機は二台ともダメになったみたいですね。」
博士「そんなのは頭の中でできるし別にいいのじゃ。問題は他の機械じゃ。万が一今の衝撃で何かが作動したとしたr……」
機械「反応を確認。制作を開始します。」
博士「……全自動ルーム型脱出ゲーム制作機が起動したじゃと!?非常にまずいことになったのぅ」
助手「全自動ルーム型脱出ゲーム制作機?」
博士「ああ。脱出ゲーム好きの人に頼まれて製作したものでのぅ、起動したら部屋を見渡して、その部屋のものを使って実際に部屋から脱出するゲームを作ることができるのじゃ。」
博士「ただ少々リアルに作ってあって、本当に部屋に閉じ込められて、脱出できるまで出られなくなる仕様でのぅ。」
助手「え!私こういうゲームはやったことないですよ。博士なんとかしてください!」
博士「わしも未経験じゃ。」
助手「万事休すじゃないですか!私の知り合いにこういうのが得意な人もいないし、どうするんですか!」
博士「落ち着くのじゃ。今の状況を誰かに送って助けてもらうのじゃ。」
助手「送るってどこにですか?博士の知り合いに脱出ゲームが得意な人なんていないでしょう。」
博士「大丈夫じゃ。今こそ、この機械を使って、状況をどこかに記そう。」
博士「えーと、ふむふむ。どうやらAnotherVisionという謎解き制作集団が最近毎日ブログ記事を出しているようじゃのう。今日はKaDiという人物が記事を投稿するようじゃ。」
博士「KaDiとやらには悪いが、記事の途中をここ数分の会話と新アイデア製造機の出力の記録、そしてわしのLINEのアドレスにさし変えるとしよう。」
助手「なるほど、謎解きが好きな人が見るブログに現在の私たちの状況を書けば、脱出の手助けをしてくれる人が連絡をくれる可能性も高いということですね。」
博士「その通りじゃ。それに調べたところ謎解き好きの間でLINEを使った謎解きが流行っているようでの。これもその一つとして連絡をとってくれるかもしれない。」
助手「良かった……。私が下手なことをしたばかりにこんなことになってしまって本当に申し訳ないです。」
博士「わしが目を離していたのも悪いし、それに起きてしまったことは仕方がない。さあ、まもなく脱出ゲームが完成する頃だし、記録をブログに重ねるとしよう。」
博士「今この会話を読んでいるそこの君!もし良ければ下のURLから私を友達登録して『ヘルプ』と送って脱出を手伝ってくれないか?待っておるぞ!」
機械「脱出ゲームの制作が完了しました。脱出目指して頑張ってください。」
添付URL:
記録ノ出力ヲ終了シマシタ
が とな でき のです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
このような、「当たり前」の性質の「反対」を考えることで新しいアイデアを機械的に作り出す方法を使うと、記事内で言及した「新五十音表謎」のような斬新な謎解きが作れるかもしれません。
また、この方法は謎解きに限らず料理や企画など(記事内で言及した、「突然視点が変わるブログ」もそうですね!)様々な場面で使えると思うので、皆さんも試してみてはいかがでしょうか。
この記事はここで終えたいと思います。
KaDiでした。ありがとうございました〜!!
*1:自己紹介します。
- ハンドルネーム:KaDi(読み方は「カディ」です)
- 所属:AnotherVision 8期
- 好きな食べ物:すし、抹茶味のお菓子
- 好きなこと:謎解き、パズル、脱出ゲーム他
- 好きなゲーム:ゼルダの伝説シリーズ
- 制作したコンテンツ:アケ_テ
- ここ最近で好きだった謎解き:僕たちは、学園祭の夢を見る。
上記の通り、アケ_テが記事執筆時点(2020年12月16日)で外部に公開されているAnotherVisionのコンテンツの中で制作に関わった唯一のコンテンツになります。まだやってない人は購入してくれると嬉しいです!
最近の謎解きだと「僕たちは、学園祭の夢を見る。」が本当に好きです。ああいう独特の世界観の謎解きは、機会があれば僕も作りたいなと思っています。
*2:LINE謎「今までにまだ見たこと解いたことのない新しい五十音表謎が解きたい!」はこちらから遊べます→