年末は、さめときどきわに、そして…
こんにちは!
AnotherVision8期のたんじといいます。12月18日は私の駄文にお付き合いください。
当初は、サークルの制作についてとか…または、個人制作の熱意を真面目に長々語ろうと思ったんですが、*1
考えれば考えるほどにそれは作ったもので語るべきという結論に至ったので、
もっと肩の力を抜いて、映画好きのはしくれとして、冬にぜひみてほしい誰にでもお勧めできる名作映画三本の紹介をしていきたいと思います。
ですが、
ただ紹介するだけでは、数多ある【お勧め映画三選!いかがでしたか?お勧めです!】の記事と酷似してしまいつまらないので、この
年末★ワクワク♪映画スロット(サメ含有率70%程度)を作って、
三回回して、紹介していきたいと思います。果たして私が本当にお勧めしたかった名作映画は出るんでしょうか……
(書いている間にスロットメーカーのサイトを見ている人が回してくれたみたいで、かつ、いまわたしのテスト回転も含めて10回転からスタートです。でも書いてる間に増えてるし書いた後も回して遊んでたので回転数は気にしないでください…)
※先に言っておきます!モンスターパニック、血が出るのがすごく苦手な人は、検索をしないでくださいね
一回目
「ピラニア3D」です
サメでも名作でもなくピラニアを引いてしまいました。しかも×がふたつ(初心者にお勧め出来ない度合いマックス)のやつを引いてしまいました。どうしよう幸先が悪すぎますが、ルールなので紹介します。
「ピラニア3D」は、昔の映画「ピラニア」をリメイクした、いうなればB級パニック映画のあんまりよろしくない金字塔みたいな作品なのかな?と思っています。
簡単に言いますと、ピラニアがいっぱい出てきていっぱい水着のお姉さんが食べられてしまう映画です。
【この映画のポイント】
B級パニック映画で水が出てくる作品にはかならず守られている(気がする)展開みたいなものがあると思っていて、ノックスの十戒みたい
- 非常事態なのに、パリピが水上(海・川・湖)でフェスしている
- 当然、セクシーな水着のお姉さんが沢山出てくる
- そして全員食べられる
この流れがこの作品には非常に綺麗にあります。びっくりするくらいこれに忠実です。 というかピラニアがこのお決まりの流れを作ったのかな…プロじゃ無いから、詳しくはわかりません…
あと食べられ方の展開が豊富で純粋に感心してしまいます。そんなことある?みたいな展開が多いです。ちょっと面白いです。
あとは何もお勧めできないです。本当にフリじゃなくお勧めできないです。キツ目の映像がだらだら続くので絶対に年末にみんなでわくわく見るべきでは無いです。友達と縁が切れます。でもプライムで見れます。
二回目
クロール 凶暴領域
え〜ワニ映画です。でも★(結構初心者にもおすすめ)です。
簡単に説明すると、これまた水のパニック映画お得意のハリケーンによる家冠水からのワニ大量からの脱出劇です。
【この映画のポイント】
冠水して孤立した家に、ちょっとぎくしゃくした関係の父娘犬が閉じ込められるという設定により場面の変化が少ないので、パニック映画にしては珍しく、登場人物にまつわるストーリーがちゃんとしてて、 「父と娘の関係修復ヒューマンドラマ」としてみても十分いいくらい。
もちろんワニが迫ってくるドキドキ感や恐怖もちゃんとあります。家の中に入ってくるので扉や防災用アイテムを使った攻防がリアルでハラハラします。
主人公の女の子が水泳の選手なので水中の攻防もかっこいい。
あたらしいジャンルのパニック映画だと思うし、最後の方ちょっとを除けば痛々しく無いので、興味ある方は是非!プライムで見れます。*2
三回目
イメージが出なくて残念すぎるのでトレーラーも貼ります(めちゃくちゃチープだけど、それでも血が苦手な人は所々だめなので見ちゃダメです)
王道ではないサメ映画です。 これもおなじみの導入ですが遺伝子いじって最強生物つくってたら上がサメで下がタコの「シャークトパス」が暴れだしてどうしよう!
という話です。
【この映画のポイント】
何を食べたらこんな設定が思いつくんだろうというシャークトパスの造形にまず度肝を抜かれます。*3
ただ生み出すだけでなくシャークトパスであることを生かしたアクションも豊富です。川の上流まで歩いてきたり、足がめっちゃ伸びたりします。
あとめちゃくちゃに合成です。なんだかくせになる合成感がちょっといいです。
他に特筆事項はないです。 「ピラニア」で述べた「お決まり」にも沿っていて見せ場にオリジナリティないし、信じられないくらい展開雑だし「クロール」みたいに人物を掘り下げようという意思もあんまり感じられません…
でも私はすごく好きです。そして…
プライムで見れます。*4
いかがでしたでしょうか。私によると、この冬は「ピラニア3D」「クロール 凶暴領域」「シャークトパス」だそうです。こんな記事を書いてしまって、明日から友達がいなくなりそうで心配になってきました。ピラニアはガチで見なくていいので、「年末は、さめときどきわに」でどうでしょう。半身のタコもですね。では。
(今回、万人におすすめしたかった、「冬に見て欲しい」☆マークの作品)
・モールス(LET ME IN)
「ぼくのエリ 200歳の少女」 というスウェーデンの名作吸血鬼映画をリメイクしたもの。私は実はこっちの方が好きなのでこれをお勧め。雪の降る美しく不穏な街で、いじめられっこの少年と吸血鬼の少女の出会いと淡い恋のはじまり、そして大人たちからの逃避行と…といったドラマを、静かに丁寧に描いた本当に素晴らしい作品です。カメラ音楽演出すべてエモいです。恐怖描写や血はきつくなく、むしろ残酷なところこそ美しく見えるくらいの映像なので万人にお勧めします。
アメリカでコメディアンとして活躍するジョーダン・ピール監督の一作目。内容はサスペンス、スリラーといった感じ。黒人の主人公が、白人の彼女の実家に「黒人なんて気にしないよ」と暖かく歓迎されるんですが、みんなどこかがおかしい。この集落全体がどこかおかしい、気持ち悪い… 伏線のはり方と回収のしかたが非常に素晴らしいです。演出もカメラも素敵。適度なコメディ要素が映画全体を怖くなりすぎずすっきりまとめていて最高。 冬だしこたつでちょっとゾワっとしたいひと、展開に驚きをもとめる構造厨なひとにもお勧め。
あんまり言うことないと思います。邦画で冬といえばこれですよね!堤真一さん演じる石神が切なくて胸がいっぱいになります。
(皆さんもよかったらスロット回してみてください、八割がた「B級映画」ですが…)
(おまけ?)自己紹介
たんじといいます。由来はそのまんまです。私をちゃんと呼ぶ場合イントネーション的にはた↑んじ〜が正しいですが、サークルの人は皆た↓んじ〜って呼ぶのでそれでも大丈夫です。美大生なので「8期はバラエティに富んでいる。」と言われる時のバラエティ成分です。
自分の根っこにあるものが絵なのは間違いないですが、メディア問わずものづくりとおもしろい企画、コンテンツに触れることが何でも大好きです。今回は映画の話をしましたが、ゲーム*5、読書*6
あたりはかなり好きです。暇さえあればなにかコンテンツを探し歩いて、触れて、ああすごいなあ。と感想を書き溜めてはなんか作ってみて納得したりしなかったり…という毎日です。それがどんなにB級と世間にいわれるものでも、「つまらない」ということでも、何かしら感じたことって全部自分にいいことだと思っています。
個人では絵を描いたり映像を作ったりけっこう大きな展示を企画してみたり、*7
サークルでは
駒場祭持ち帰り謎「アケ_テ」でビジュアル関連モリモリやったり…*8
あれっ、埋め込みリンクだとサムネ正方形に切り取られちゃってる…調べたところ、リンクから飛んでみて、なんとなく気になったら、買う?*9とおうちに届く?みたいです。本当にすみません…
と充実した生活をしています。とはいえなぜかめちゃくちゃテキスト書いたり設定をつめたり、アナビの優しい人たちに甘やかされて、自由にいろんなことをしているのでたぶん「デザイナー」ではないです。*10
毎日何か作って考えては、勉強不足を痛感しながら生きているギリギリの作家生活ですが、アナビという新鮮で刺激的な居場所をもらえて日々楽しいので、これからもがんばっていきたいと思っています。よろしくお願いします。
それでは、さめときどきわに、そしてタコの半身で、良いお年を!🦈🐊タ
*1:それは自分語りではないでしょうか。
*2:私はAmazonプライム関係者ではありません
*3:中学かなんかのテスト週間で、お昼に帰宅したらこれが午後のロードショーでやっていて、衝撃を受けたのをいまでもはっきり覚えています…
*4:評価が低すぎる
*5:何でもやりますが、ダンガンロンパシリーズが一番好きなゲーム作品です。最近はアケ_テの制作指揮のひと・ー・とか先輩とかロンパの話ができる人達が周りにいて超嬉しい〜
*6:驚きやギミックを求めてミステリをよく読みます。あとSF。でも同じくらい「すきなかんじの、ひらがなを適度に使ったおもしろい日本語」を読むのも好きなので歌野晶午・星新一・一條次郎・平山夢明など(敬称略)がお気に入り
*7:最近は映像制作に没頭してます。そろそろ いやいい加減大きめのお知らせをしろしろと毎日自分に鞭をうっています、冬は死ぬ気で個人制作する所存
*8:きちんとしてるほうのデザインは某いべです。彼はえらいです。根性でなんかいっぱい生み出してるほうが私です。
*9:よくわからないんですが、登録?して購入手続きにすすむ と「買う」ということができるみたいです!
*10:環境的にも私にそれはまったく名乗れません、畏れ多いです。