あたらしいなぞとき
こんにちは、7期のなつ(@natsu7_7_)です。
突然ですがみなさん、こんなことを考えたことありませんか?
「新しい謎解きがやりたい!」
謎解きが好きな人なら一度は考えたことがあると思います。そして、その思いに応えるべく、謎解き制作者はこう思うのです。
「新しい謎解きを作りたい!」
僕も何度も考えさせられた悩みです。でもそれを解決してしまう一つの技「謎解きと他の物を組み合わせる」というものが存在します。
実際、世の中には、アルティメットクイズショウ(謎解き×クイズ)、アンドロイド工場からの脱出(謎解き×演劇)、REVERSE(謎解き×ボードゲーム)などなど、謎解きと何かを組み合わせることで作られた、一風変わっていながらも面白い謎解きがあります。
僕は思いました。じゃあ、謎解きと何を組み合わせたら面白くなるんだろう……?
そこで今回、色々なものを謎解きと組み合わせてみて、面白い謎はどれかを決める、謎-1グランプリを開催しようと思います。
やり方
- 単語ガチャを引く
- 謎解き×1.で出た単語、で謎を作る
- 作った謎を天井には気付かない君に解いてもらう
- 天井くんの評価が一番高かったものが優勝
参考・協力
ランダム単語ガチャ*1(ガチャを引くと単語をランダムに表示してくれるサイト)
天井には気付かない(AnotherVision7期のお友達)
ということで、単語ガチャを五個引き、謎を作りましたので、実際に解いてもらいたいと思います。
①謎解き×???
なつ「さて、最初に単語ガチャから出てきたのは「遊園地」でした。」
天井「お、楽しそう。」
なつ「遊園地といえば、やっぱりディズニーかなと思って、ディズニーに行ってきました。*2てことで、お土産です!」
天井「お、ありがとうございます。」
ということで、ディズニーに行ったついでに買ったお土産を天井くんにプレゼントしました。
天井「ベビープーのおつむてんてん...?あ、てんてん。そういうことか。」
天井「(絵本を読みながら)なるほど、体の一部や擬態語がまくしたてられる、面白い絵本ですね。」
お土産を楽しんでもらったので、謎の方を解いてもらおうと思います。
なつ「じゃあ、謎はこちらです。持ち帰り謎みたいな感じ。」
天井「お、手紙とストーリーシートが入ってる。」
ストーリーシートを読む天井くん
天井「謎を作れる幼児ってすごいな、胎児のころから松丸亮吾のひらめきラボの音声とか聞かせてたんだろうな。」
入っていた手紙
さて、謎を解いている様子を実況したいところですが、本の中身をブログに投稿することは出来ないので、割愛させていただきます。どうしても謎が解きたいという方は、メタ解きをするか、(ベビープーの おつむ てんてん (ディズニー幼児絵本(書籍)) | 渡辺 京子 |本 | 通販 | Amazon)からおつむてんてんを購入しましょう。
天井くんが謎を解き終えたようです。
天井「解けた!パパママありがとう!」
なつ「正解です!」
天井「別にこの感謝はママにも向けられてたんだ。」
さて、少しママへの嫉妬が見えましたが、評価はどうなのでしょうか。ちなみに、自分としては一番労力をかけた謎なので高評価が欲しいところです。
天井「いやー、心温まる謎解きでしたね。85点!……いや、やっぱり80点!」
なつ「やった!高得点!」
天井「やっぱり、娘からの手紙っていうのが嬉しいね。ただ、これが謎解き×遊園地ってところが微妙かな。俺、娘とディズニー行けてないし。」
天井「あと、5点下げたのは、パパママありがとうだったから。パパだけだったら下げなかった。」
やっぱりママに嫉妬してましたね。でも、とりあえず高得点をとれてうれしいです。
②謎解き×????????
なつ「それでは二個目です!用意してくるね。」
謎の用意のために台所に向かいます。
天井「なんだ...…?謎解き×料理とかか?」
なつ「できました!今回は一枚謎です!」
天井「……一枚謎って何なんだろう」
天井「まぁ、お菓子の名前を当てはめて、一個になっているところを読めばいいんだろうな。これ食べてもいいの?」
なつ「うん、味で何か判断してもいいかもね。」
天井「多分、一個目と三個目のやつは「ひねりあげ」だな。五等分されてるし。あと、五個目は「かりんとう」だね。」
天井「四個目、なんだこれ。ジャーキー?でもこの切れ端の小ささを見ると相当文字数あるな……。八文字くらい?」
天井「ビーフジャーキーか!あとは、二個目。これはサラミ?カルパス?まぁ、繋げて言葉になる方だな。」
天井「分かった!アスリートだ。」
なつ「正解!」
あんまり詰まらず解かれてしまいましたが、評価はどうでしょうか。
天井「ちなみにこれ単語ガチャの言葉は何?スティックとか?」
なつ「ビーフジャーキーです。」
天井「あー、なるほどね。最初は、単語が食べ物とかだと思ってたから、点数低めかなと思ってたんだけど、ビーフジャーキーか。ちょっと点数上がるかも。」
天井「ただ、娘からの手紙には勝てないな。75点!」
思ってたより高くてびっくりです。これは作るのに一番悩まされた謎でした。
天井「でも、もっとビーフジャーキーだけで出来たかな。あと、食べて味で何かわかるとかだったら面白いかも。」
なつ「なるほどね、食べてみたらビーフジャーキーのコンソメ味だったから、メだ!みたいな感じか。」
実際の食べものと謎解きを組み合わせるのって、なかなか難しいですね。でも出来たら美味しくて楽しくて最高だと思います。
天井「いやー、でも手紙と比べるのが難しかった。M-1で錦鯉とか出てきたらこんな感じなんだろうな。*3」
③謎解き×?????
なつ「さて、次は僕が考えた音ゲーっていう遊びをやります。ちなみにこれは音ゲームの略です。」
なつ「じゃあ、ルールの説明をします。」
- 制限時間は5分
- ノートの1ページ目の9問の穴埋め問題をすべて埋めるとクリア
- 文章になるように空欄を埋めなければならない
- 空欄には音の名前が入る
- 実際にその音を鳴らすことが出来れば(その音が鳴っていそうな行動をすれば)空欄に埋めることが出来る
- 使うことが出来るのはノートとシャーペンのみ
天井「ん?音っていうのは、口とかで出していいの?」
なつ「違います。音を出すのに使えるのもノートとシャーペンだけです。」
天井「了解。でも、5分って短いな。集中しよ。」
なつ「それでは、スタート!」
天井くんがノートを開きます。
天井「うーん、何だろうこれ......」
何をすればいいか分からず混乱しているようです。(ここで皆さんも考えてみてください)
天井「あっ、そういうことか!」
天井くんがノートをパラパラとめくりだしました。
なつ「そういうこと!」
二問目が「パラパラチャーハン」となりました。
その後も順調に
シャー芯を折って「ボキッと首がなる」
シャーペンの芯を出して「カチカチ山」
シャーペンの消しゴムを使って「ゴシゴシ洗う」
ノートの紙を丸めて「顔がグシャグシャ」
を埋め、残り時間が半分となりました。
天井「やばい。難問が残ってる。分からん。」
そして、悩みながらも
シャーペンのクリップの部分をはじいて「静電気がパチッ」
シャーペン(予備の芯が入っている)を振って「シャカシャカポテト」
を埋めましたが、ここで時間終了。
なつ「ゲーム終了!失敗です!」
天井「えー、分からん。」
なつ「一問目は簡単。紙を破って「足がビリビリ」」
天井「あー、まぁ言うか。破りそうだなとは思ったけど。普通に電気が……とかでよかった気もする。」
なつ「もう一つは、ノートのページにシャーペンをぶっ刺して「ブスッと不満げ」でしたー。」
天井「いやいやいやいや、しないってそんなこと。」
なつ「まぁ、シャーペンとノートを使ってできることを探すゲームだからね。」
天井「なるほど。じゃあこれ、謎解き×文房具とかかな?」
なつ「謎解き×オノマトペでした。」
天井「こっちがオノマトペか。絵本でさんざんお世話になったのに。」
ということで僕の自信作の音ゲーをやってもらいました。評価はどうでしょうか。
天井「いや、これマジで面白かった。笑い飯に島田紳助が付けた点くらい高いかもしれない。*5」
天井「91点!開いた瞬間面白いやつだって思った。緊迫感もあって楽しい。「足がビリビリ」がちょっと引っかかるくらいかな。」
なつ「やったー。一枚謎でオノマトペを使うのとかよくあるけど、音自体を実在させたら面白いなって思ったんだよね。」
天井「ただこれ、謎解きやってたのかよくわからなくなってきたな。なんか謎解きっぽい楽しい何かをしていた気がする。」
なつ「まぁ、ゲームだからね。」
④謎解き×???
なつ「じゃあ、四個目。普通の一枚謎です。」
天井「……いや、どっちの隣だよ。にゃ~ですか?」
なつ「正解です。」
天井「みゃ~ですか?」
なつ「それも正解です。」
天井「きゃ~ですか?」
なつ「いや、隣あってないのでダメです。」
天井「え?じゃあ、普通に、にゃ~とみゃ~が答えってこと?」
なつ「うん。」
天井「は?何これ。謎解き×猫?」
なつ「ほぼ正解。謎解き×野良猫でした。」
天井「いやいやいやいや、」
なつ「いや、これは、謎って人が解くものだとみんな思い込んでるけど、別に猫が解いてもいいよね。っていう謎。だから、これを猫に見せて、にゃ~って言われても、みゃ~って言われても正解だよって、よしよししてあげようねっていう。」
天井「……アート、これは何かそういうアートなんですか?」
なつ「いや、謎解きを通して猫と遊ぼうっていう一つの提案だよ。」
天井「うーん、アートだ……アートを見せられてしまった。」
天井くんが動かなくなってしまいました。評価はどうなるのでしょうか。
天井「これはねー、僕が猫だったら87点くらいなんですけど、僕は猫ではないので、40点ですね。」
どうやら相手が悪かったようです。でも猫からしたら87点らしいので、猫に謎解きを解かせるという点から見たら高得点なのではないでしょうか。
謎を解く猫たち
⑤謎解き×????
なつ「いよいよ最後です。これはね、よく分からなかったからもう、出てきた単語を一枚謎の答えにしました。どうぞ。」
天井「なるほど?書き間違えたけど、下の名前と苗字が似てたから書き直せたってことなのかな?」
天井「小野は明らかに苗字だから、名前が......なんだろう。カタカナのハに書き加えて小とかにしたのかな?右にもカタカナ見えそうだけどなぁ。」
なかなか解けないので名前も漢字だよってヒントを出しました。
天井「うーん。野のマの部分が小さいから書き足したんだろうな。隠そう。」
天井「あ、見えた!小町だ!」
なつ「正解!ということで謎解き×小野小町でした!」
天井「いやー、おもしろ。面白いクソ謎って感じだわ。」
なつ「天井くん、クソ謎好きだよね。」
天井「そう、好きだから点数高くしたいんだよなー。ただ、これが娘からの手紙の感動を超えたかというと......」
天井「79点!」
娘の手紙をギリギリ超えない点数をもらえました。
天井「小野小町も昔、体育のゼッケンを書くときがあったんだろうね。」
なつ「小町って書いたら、みんな苗字で恥ずかしかったのかもね。」
ということで、単語ガチャを五個引いて謎を作ったわけですが、
一番面白かったのは「謎解き×オノマトペ」(音ゲーのやつ)ということになりました。
やっぱり限られたものから出来ることを探すのっていうのが楽しそうでしたね。
さて、長くなりましたが謎-1グランプリ、いかがでしたでしょうか。この謎解き新しい!って思ってくれたらうれしいです。最後に謎制作の感想を残して終わりにします。
「ブレストに単語ガチャ使おう!」
以上です。